書評「雑談力(ストーリーで人を楽しませる)」百田尚樹 -面白さの7割以上は内容ではなく話し方-

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人の失敗談ほど面白いものはない

実は失敗を笑いに変えることができるのは、人間の成長の証なのではないかと私は思っています。人が失敗話を楽しんで聞くのは、そういう心の余裕を見て楽しんでいるのではないかという気もします。

百田さんの「漏らしてしまった話」を読んで、カフェで笑いをこらえるのに必死でした。これはかなりの傑作だと思います。僕もこれまでに多くの失敗を経験してきていますが、セミナーのブレイクタイムに失敗談を話すと、皆さん笑ってくれますので、程良いリラックスになっていると思います。

例えば、僕が学生時代の頃は話すのが苦手でしたので、「克服するためにコールセンターで特訓しよう!」と意気込んでバイトを始めました。しかし・・。トレーニング期間中は、先輩が隣でお客さんとの会話を聴いているので、かなり緊張して何も喋れませんでした。

これにより、僕はさらに自信を失い、ますます話すことが苦手になってしまったのです(泣)話す仕事をしている今となっては笑い話ですが、あの当時は深刻に悩んでいたので、いつまでも忘れることができないエピソードです。

あなたにも多くの失敗談があると思います。いつでも話せるようにネタを仕込んでおきましょう。

自分の感性に自信を持て

人はどういうところで感動するのか、どういうところで笑うのか、どういうところでびっくりするのか—こういうことがわかっていないと、面白い話はできません。でも、どうやったらそういうことが学べるのか。ただ、自分のことを考えればいいだけのことです。自分ならどんな時に感動し、笑い、びっくりするのかということです。

セミナー受講者Aさん
どうやったら面白い文章を書けるのでしょうか?
わかつき
ご自分が面白いと感じたことを書きましょう!

というように僕も答えています。

感情は人に伝染します。お笑い番組を観ているとよくわかりますが、聴衆が笑うタイミングって大体同じですよね(お笑いの場合は、周りが笑っているとそれに影響されるという要素もありますけど)。

ホラー映画を観ていれば、観客が驚くシーンは大体同じです(たまに変なところで驚く人がいますが、そのリアクションにこちらがビックリするので困りますね・・)。感動映画を観て、人が涙を流してしまうような場面も大体決まっていると思います。

「面白さ」の7割以上が話術

落語を思い浮かべてみればわかると思います。名人の語る落語は、寄席に笑いが耐えません。でも入門したての下手くそな噺家が同じネタを演じたらどうでしょう。客席には、あくびどころか居眠りをする客さえ出ます。まったく同じテキスト(筋立て)の話をしても、それくらい差がでるのです。

「全く同じ内容の話をしているのに人によって反応が全く違った」という経験はどなたにもあるのではないでしょうか。これはつまり、話の内容以上に伝え方が大事だということです。例えば、冒頭で記載したような、「つかみ」を意識するかしないかで、同じ話でも聴き手からは全く違った印象になるでしょう。

文章も同じです。僕には昔から書いてきているエピソードがいくつかありますが、経験値が上がることによって、「どんな順番(構成)で文章を書いたら読み手は面白く感じてくれるだろうか?」と意識するようになり、読み手からの反応も以前より上がってきた実感があります。

話し方が上手くなるコツは、とにかく実践あるのみです。これに尽きます。「間」とか「抑揚」とか「リズム」とかは、何度も喋っているうちにわかってきます。

僕が2年間週1ペースで通っていたスピーチ教室は、毎回5名前後の少人数でレッスンを受けていました。毎回一人ずつフリーテーマで3分間スピーチをして、それに対するコメントを他のメンバーが考えて伝えるような流れです。

なぜ、ウケるスピーチができるようになったのか?

初心者の頃は即興で話すことができなかったので、毎回ネタを仕込んでいました。「これなら絶対にウケるだろう!」というような小話を(笑)しかし。いざ本番を迎えスピーチをしてみたところ、「全くウケない。こんなはずじゃなかったのに・・」というようなことが何度もありました。

それは、僕がまだ人前で話し慣れていなかったので、緊張が相手に伝わっていたし、早口だったからだといま振り返るとわかります。それから何度もトレーニングをして、話すことに慣れてきてからは、自然体で話すことができるようになりました。緊張が自信に変わり、早口ではなく「間」や「抑揚」も意識することで、聴き手の皆さんは僕のスピーチで笑ったり、時には泣いたりしてくれるようになったのです。

また、この2年間で僕は「話し方」と「聞き方」だけでなく、「即興コメント力」の3つが鍛えられたと思っています。僕はお昼の時間帯に通っていたので、年代や職業がバラエティーに富んでいました。大学生、フリーターの若者、専業主婦、80代のご年配の方など。

このように、普段なかなか接することがないような方々とレッスンを受けていましたので、コメントがかなり難しいスピーチも多かったです(汗)それでも、強引に自分の得意分野に持ち込んでフィードバックをしていました。

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まずは身近な人に話してブラッシュアップさせる

あなたがだれかに「面白い蘊蓄が詰まった話」を披露したとしましょう。すると、それを聞いた人の反応がわかります。その人が話のどこに興味を持ち、どのエピソードに目を輝かせたのか、あるいは逆にどこで退屈したのか、どこで茶々を入れたのか。こういうことが次に生かされるのです。要するに、人が面白がったところをさらに膨らませ、退屈したところを短くしていけば、次に話す時には、もっと面白い話になっていくのです。

このノウハウは文章にもそのまま活用することができます。アイディアが浮かんだらまずは身近な人に話してみる。その反応も参考に文章化してみる。文章化したらまずは少人数に読んでもらう。その反応もヒントに、文章をブラッシュアップさせてFBやブログにアップする、というようなプロセスです。

この方法であれば、「こんな文章を投稿して大丈夫だろうか・・」というような不安を感じることはありません。すでに身近な人から良い反応を得られていればそれが自信になるので。僕も文章を投稿する前に、必ず自分の先生やクライアントさんに文章を読んでもらい、ブラッシュアップさせています。このように、本番でネタを披露する前に、身近な人に聴いてもらうと良いですよ。お笑い芸人さんもこのようにしているようです。

婚活で出会った女性の皆さんから言われていたこと

聞き上手の人は、人の話を引き出すのがとても上手なのです。話が下手な人は、しばしば話を構成するための大事な部分が欠けたりします。そんな時、聞き上手な人は、そこをうまく質問して、語らせます。また、相槌を打つタイミングが上手く、リアクションも大きく取ります。このようにすると、相手は気持ちがよくなってどんどん話してくれます。

実は、婚活(恋活)イベントに短期集中で3ヶ月ほど通っていた時期があります。その期間に出会った女性の皆さんからは、よくこのように言われていたのです。

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若月さんは聞き上手なので、どんどん自分のことを話しちゃいます(照)

僕はただ、自分のことを色々と話すのがあまり好きではないので、聞くに徹していただけなのですが・・(笑)これが功を奏して良い印象を相手に与えていたのかもしれません。「聞き上手なんて自分では全く思わないけど、どういうことだろう?」と僕はずっと疑問に思っていたのですが、上記の引用箇所を読んで僕は納得できました。

というのも、この5年間のコンサルティング経験により、クライアントが僕に伝えたいことを引き出すトレーニングをしてきました。それにより、相手が本当に言いたいことをこちらがうまく質問することで語らせ、タイミングよく相槌を打てるようになったのだと感じています。

というわけで、婚活ではコミュニケーション能力は必須ですので、会話が苦手な男性の皆さんは、一度スピーチ教室に行かれてはいかがでしょうか?(笑)仕事でも即活用できる3つのスキルが身につくのでおすすめですよ。

まとめ:雑談でいますぐ使える10のポイント

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  1. つかみが大事
  2. 質問から入る
  3. 常識を揺さぶるような話をする
  4. 単純な蘊蓄ほどつまらないものはない
  5. ストーリーを付け加えるだけで面白い話に変わる
  6. まずはインプット量を増やせ
  7. 人の失敗談ほど面白いものはない
  8. 自分の感性に自信を持て
  9. 面白さの7割以上が話術
  10. 話し上手は聞き上手

いかがでしたか?3000字を目標に文章を書いていたのですが、気づいたらその3倍くらいになってしまいました(汗)僕は過去にコミュニケーションに悩み、トレーニングを繰り返し、話せるようになったという経験がございますので、ついつい色々と書きたくなってしまったのです。

以前の僕のように、「人前で話すのは苦手だけど、それでも克服して講師や専門家として活動していきたい!」という方には特にお役に立てると幸いです。今回は百田尚樹さんの【雑談力】の書評を通して、僕のコミュニケーションやスピーチの克服体験談をお伝えしました。

何か1つでもヒントになることはございましたでしょうか。今後も、お役立ちコンテンツを発信していけるように頑張りますのでよろしくお願いします!

編集後記

主婦で読者のNさん
若月さんはそんなにたくさん本を読んで内容を忘れませんか?
わかつき
たしかに忘れますね・・。
主婦で読者のNさん
ですよね?だから私は読書をしないのです!
わかつき
なるほど・・(汗)ただ、特に参考になった本は何度も読み返すので、仕事をしている時にスラスラ書いたり話せるようになったりしていますよ。また、読書は趣味なので、気づいたら本を読んでいるような状態なのです。Nさんが大好きな俳優の情報を、毎日欠かさずチェックしているように!(笑)

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書評「雑談力(ストーリーで人を楽しませる)」百田尚樹 -面白さの7割以上は内容ではなく話し方-
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