前回の記事「セルフイメージを明確にする3つのステップ」では、自分の方向性を見失わないためにも、あなたがどんな人物なのか言語化してもらいました。
しかし、これだけでは見込み客から振り向いてもらうことはできません。
例えば、僕はブログメルマガ文章術の講師をしているので、「文章術の講師をしています」と自己紹介でアピールしても、「へ〜、そうなんですね〜」で終わってしまいます。
そこで、見込み客に自分の能力(強み)を伝え、魅力的に感じてもらえるにはどうすれば良いのか解説します。
ステップ1:これまでに身につけてきた能力を出来る限り書き出す
仕事や趣味においてあなたが現在までに、時間・お金・労力を費やしてきたスキルをできるかぎり書き出してみましょう。
学生時代、20代前半、20代後半、30代前半というように、時系列で考えると思い出しやすいですよ。
若月の例)ブログ活用、ウェブマーケティング、コピーライティング、コンテンツ販売、コンサルティング、コーチング、セミナー講師、プレゼンテーション、ファシリテーション、健康管理、時間管理、目標設定など
ステップ2:能力を活用した場合のビフォーアフターを考える
次に、その能力を活用するとどんな状況がどう変わるでしょうか?
講師やコンサルのような対人サービスの場合は、受講者のビフォーアフターを書いてみましょう。
1.若月の起業独立コンサルの例)
唐澤さん(32歳、キャリアカウンセラー)のビフォー:
本業の給料が低かった。どうせ仕事を頑張ったところで評価されないのなら、本業に力を注ぐのはやめて、他の方法で副収入を得ようと考えた。
唐澤さんのアフター:
コンサル受講後、今ではブログ報酬+勉強会開催の収入で月40万を稼げるようになった
2.若月の少人数勉強会の例)
中沢さん(31歳、プログラマ)のビフォー:
現状のままではダメだと思っていて嫌な自分を変えたい、人生の目的がないので自分にとって大切な価値観を明確にしたい
中沢さんのアフター:
物づくりはただ「好きなこと」という程度でしかなかったが、それが価値観に変わった事で「好きな物づくりで生きていく」という道ができた
3.若月の文章術セミナーの例)
八木さん(20代、管理栄養士)のビフォー:
ブログ読者が毎日読みたい思うことが何なのか的を絞れていない。どんなネタが読者に響くのか分からずに書いてしまっている
八木さんのアフター:
本業では、メタボの40.50代に向けて手紙やメールでの支援をしており、共感・納得を意識した結果、返信率が3倍から5倍もアップした。400文字数の短い文章でもここまでの効果を実感している。これをブログにも活かしていきたい
ステップ3:相手の感情の変化を考える
最後に、その能力を活用すると相手の感情はどう変わるでしょうか?
若月の起業独立コンサルの例)
唐澤さんの感情の変化:
独立しても自分一人の力だけで生きていける自信がついた、発想がポジティブになり行動力が上がった、生まれて初めて学習を面白いと感じるようになった
いかがでしょうか?
以上の3ステップを考えることで、あなたの能力を魅力的に伝えられるようになります。
具体例
ここまでの内容を踏まえて、僕の起業独立コンサルをウェブで募集をするとしたらこのような書き方をします。
こんな人におすすめです
本業の給料が低く副収入を得たい
ブログを運営して文章を書くだけで報酬を得たい
自分の強みを活かして情報発信や講師をしたい
コンサル受講後の効果
独立しても自分一人の力だけで生きていける自信がつく
発想がポジティブになり行動力が上がる
生まれて初めて学習を面白いと感じられるようになる
これは実際に受講者である唐澤さんの事例をベースに考えているので、唐澤さんのビフォーの状態と同じような人には特に響く表現となります。
以上が、あなたの能力を魅力的に伝える3つのステップです。